16日午後1時半から三条市中央公民館で(財)新潟県女性財団地域セミナー in 三条「もしも家族が要介護になったら〜介護と仕事の現実〜」が開かれ、長岡大学経済経営学部で社会学博士の菊池いづみ教授を講師に聴く。
介護に関する講座はよくあるが、大半はケアマネジャーなど介護の現場で携わる人が講師で、大学教授の講師は珍しい。菊池教授は東京女子大学文理学部社会学科を卒業。福祉政策と家族、高齢者福祉、介護問題を研究テーマとし、ことし3月まで文部科学省「超高齢社会における生涯学習の在り方に関する検討会」の委員を務めている。
介護と仕事を両立させるに越したことはないが現実的には難しい。介護が必要に迫られた場合に備えて、介護に関する知識、情報をもち、介護のある生活、介護と仕事、介護への心構え、介護保険制度や施設の現状などを学ぶ。
さらに、仕事、介護、家事、育児、余暇と、自身のワーク・ライフ・バランスも含めて考えるので、しばらくは介護を考える必要がないという人にも気づきを与えてくれるだろう。2時間で終わる。
三条市と(財)新潟県女性財団が主催する。三条市が財団に開催を依頼したもので、男女共同参画事業として開かれる。対象は三条市内に在住か在勤の人で定員30人、受講は無料。保育ルームを開設し、生後6カ月から小学校2年生までを1人200円(おやつ代など)で保育するので、希望する人は7日までに申し込む。
受講申し込みは住所、氏名、電話番号、保育希望の有無を電話、ファックス、メールのいずれかで申し込む。問い合わせ、申込み先は次の通り。
三条市役所 市民窓口課 市民係
電話:0256-34-5511(内線476)
ファックス:0256-31-1105
Eメール:simin@city.sanjo.niigata.jp