国が定める3月の自殺対策強化月間にあわせて三条市は、3月31日まで三条庁舎東側に自殺予防啓発を強化する懸垂幕を設置している。
全国の自殺者は1998年を境に急増し、年間の自殺者が3万人を超えていたが昨年はようやく3万人を切り、2万7,766人となった。中高年の自殺死亡率が低下する一方、若年層の自殺死亡率が増加傾向にある。
三条市は年に約30人が自殺で亡くなっており、とくに30歳代、40歳代の自殺者の割合が全国や県に比べて多い。自殺対策強化月間にあわせて懸垂幕を設置することで、自殺予防啓発を強化するとともに、「春分の日」の3月20日に行う三条市成人式で新成人に啓発グッズのミニタオルハンカチを配布する。