4月に開園する燕市立で初めての認定こども園、燕南幼稚園と南保育園を一体化した「燕南こども園」=南3=の見学会が2日開かれ、入園児の家族や地域の人たちがリニューアルされた園舎などの見学に訪れた。
認定子ども園には4つのタイプがあり、燕南こども園は幼稚園と保育園が連携して一体的な運営を行う幼保連携型。燕市内では私立では昨年4月に幼稚園型の認定こども園「真学園真幼稚園真保育園」=灰方=が開園しており、それに次ぐ市内で2番目、市立では初めての認定こども園となる。
建物は南保育園園舎をリニューアル。園舎棟は既存の鉄筋コンクリート造2階建て延べ床面積988平方メートルで、一部平屋部分38平方メートルを増築。さらに遊戯室棟329平方メートルを新築し、1,357平方メートルとなった。
南保育園と比べて遊戯室は1.5倍ほどに広くなり、駐車場を整備。子育て支援センターを園内に新設し、調理室を改修し自園調理の給食を提供できるようにした。園舎の1階部分の屋上にはプールも設置。見学会に訪れた人たちは、「よーなったねー」と喜び、木をふんだんに使って冷暖房も整った予想以上の快適空間に「もう一度、幼稚園からやり直してみたいね」と話すおとなも。子どもたちはさっそく遊戯室を走り回っていた。
南保育園は昨年7月末から燕保育園の空き部屋を利用して保育してきた。燕南幼稚園は園舎の耐震強度不足で3年前から燕南小学校を間借りしていた。燕南こども園の保育園は週明けの4日、幼稚園は4月4日にスタートし、4月5日に入園式を行う。来年度の入園児は、保育園57人、幼稚園35人の92人の予定。