日本雪割草協会は2、3日の2日間、燕三条地場産業振興センターで「第14回日本・新潟雪割草まつり」を開き、ことしも愛好家の育てたユキワリソウの展示や販売などを行い、一足早い春を告げるかれんな花が来場者を楽しませている。
同センターの多目的ホールの半分のスペースに、展示ゾーンと即売ゾーンに分けて、さまざまなキワリソウが並ぶ。展示ゾーンでは、県内を中心に山形県や東京都など県外からも出品された約400の鉢植えが一堂に展示。大小さまざまな鉢のなかにはピンク色や紫、白、緑など花の色や形と同じものえ、最高賞の新潟県知事賞ほか、名誉会長賞、また、新潟、長岡、佐渡、三条など近隣の首長の各賞、初日2日に実施した来場者の人気投票の結果もあわせて展示。
即売コーナーは、苗や鉢植えなど数千点が並び、価格は手ごろな500円から15万円ほどまで幅広い。初日2日は、朝から切れ目なく来場者が訪れ、展示コーナーでも即売コーナーでも、小さな花を覗き込んだりしながら楽しんでいた。
ユキワリソウは、平成20年3月に「新潟県の草花」に指定された。本県は、県内全域にユキワリソウが分布する国内最大の自生地で、ほかの地域に比べて花の色や形が多彩で、世界的にも注目されているという。
雪割草まつりは、入場無料。2日目の3日は、午前9時から午後4時まで。誰でも入場できる。