三条市は4月7日、清掃センター向かいに環境啓発施設「かんきょう庵」をオープンし、初日は午前10時から竣工式とオープニングイベントを行う。
竣工式ではテープカットのあと栄中央保育所園児によるアトラクションを行い、続いてオープニングイベント。小学生4年生以上の親子15組を対象に楽しく学ぼう「水と環境」を行う。
内容は第1部が「限りある資源を大切に使おう!」、第2部が「水の大切さについて考えよう!」。第1部は資源問題やごみ問題から3Rを学び、自分たちにできることを考える。プラスチックをリサイクルとして、ペットボトルから綿を作り、弁当のふたからオリジナルキーホルダーを作る実験をする。
第2部は、体と水の関係を考え、ミネラルウォーターや水道水などの水の特徴を学び、水を飲み比べたり、硬度を測ったり、実験キットを使って水の硬度を測ったりする。
同施設は敷地6,546平方メートル、木造平屋建て延べ床面積481平方メートル。環境活動の取り組み状況パネルやさわって楽しい実験キットを展示する「展示コーナー」、誰でも自由に出入りできる和室に環境に関する図書を置く「いろりの間」、エコ工作教室などのほか各種会合や研修会にも使える「体験工房及び会議室兼学習室」を備える。
総工費は1億3,600万円。補助対象は9.600万円で、うち3分の2が特別交付金、3分の1が循環型社会形成推進交付金。補助対象外は起債。12月29日から1月3日まで休館する以外は毎日午前9時から午後5時まで開館。職員1人が常駐する。
利用者は主に子どもが想定され、とくに市内の小学校では4年生になると清掃センターの見学を行っているが、これからは同施設とセットでの見学になるだろう。オープニングイベントの申し込みは電話(0256-34-5511、内線243)かファクシミリ(0256-32-6615)、メールで(kankyo@city.sanjo.niigata.jp)環境課へ。