三条市・一ノ木戸商店街にまちのみんなの交流拠点「みんくる」が16日、オープンする。それに伴って初日16日は同商店街もタイアップし、商店街を歩行者天国にして、みんくるオープンイベントを繰り広げる。
角に近藤雨具店のある重兵衛小路から、菓子処かつぼ屋がある小林川途まで約200メートルの区間の商店街を午前9時から午後4時まで通行止めにし、イベントは3時まで。
「みんくる」前のメーンステージで午前9時40分からオープニングセレモニーを行い、開会式とテープカット、さらにきらきら保育園の和太鼓演奏、イベント開会宣言、三条東高校生徒による書道パフォーマンスを行って幕開きする。
「みんくる」は、「ハーメルンの館」の向かって右隣の米店だった旧「新光屋」の建物を間借りする。商店街に面した手前の部分は昭和3年(1928)建築の町屋造りで120平方メートル。奥に大正3年(1914)から1年がかりで銭湯として建築されたれんが造りの130平方メートルの建物と接続し、合わせて250平方メートルもの広さがある。2004年ころから空き屋になっていて、とくに三条市内でれんが造りは珍しく、オープンに向けて改装中だ。
そのなかで、イヌと記念写真が撮れる「わんこと2ショット」、スーパーファミコン部屋でマリオカートミニ大会、ギャラリースペースで写真展示などを行う。
一方で商店街のイベントも満載で、ちょうど8日から18日まで商店街の売り出し期間中だ。手作りかかしコンテスト「案山子EXPO 2013 in 一ノ木戸」、三輪車で競争するロードレース、紙ひこうき大会、らくがきゾーン、アームレスリング大会、バナナ割り大会、じゃんけん大会、シャボン玉大会などで盛り上げる。
「みんくる」は、協同組合一ノ木戸商店街(星野健司理事長)と三条信用金庫さんしん地域経済研究所が連携体となって国の補助事業として取り組む。地域コミュニティーの再生、活性化を図るのが目的。物販と飲食のチャレンジショップやコワーキングスペース、委託販売棚などを設け、市民が情報を受発信する場にもする。