1日に上越市にオープンしたストックバスターズ(轡田秋夫社長・燕市物流センター2)の2号店はオープンから10日間で1万5,000人もが来店し、同店の予想も上回る順調なスタートとなった。
上越店は、北陸自動車道の上越インターチェンジから車で5分の富岡地内のショッピングセンター「上越ウイングマーケットセンター」内。ストックバスターズのロゴマークの看板を目印に共同の駐車場に入ると、オレンジ色に白抜きで「理由(わけ)あって激安。」、「燕三条アウトレットファクトリー」の文字が目に飛び込む。
店内の壁や床は白が基調。倉庫を改造した燕市の1号店とは違い、もともと店舗のつくりのため照明や柱なども広さと明るさを感じさせる。店舗面積は燕店の3分の2ほどの約660平方メートルだが、間口の広さもあってか、逆に広くさえ感じさせる。
燕店と同じくキッチンウエア、ハウスウエアを中心とした品ぞろえで、アウトドア、DIY、ガーデニング、ギフト用品なども含め約4,000アイテムを扱う。デッドストックやスリーピングストックとなって流通に流せなくなった商品を5割から9割引きの値段で販売。包丁は燕店でもニーズが多いが、デッドストックが少ないため、アウトレット価格商品のほかに燕三条のメーカー数社の幅広い種類の包丁も通常価格で販売している。
同社によると、1日のオープンから2度の週末を経た10日まで10日間の来客数は1万5,000人にのぼった。3月の売り上げは1,200万円を見込め、当初の予想以上と言う。
近くに店舗のない燕店と違って、ショッピングゾーンなので他店を訪れた人が立ち寄ることも多く、他店の集客力にも期待できる。客層は燕店より若い人が多く、破格の値段はもちろんだが、フライパンや包丁が数十種類、数百点並ぶ店内の圧倒的なボリュームに驚く人も多いと言う。長野県から買い物客も多いので、天気が良くなるこれからのシーズンはさらに集客が見込める。
上越店の山崎貴店長は、初日1日はオープン前に店頭に50人以上が並んだことに感謝していた。平日も含め、より多くの人に足を運んでもらえるよう、さらに充実させていきたいとし、スタッフとともに来店客を迎えている。