燕、吉田、分水の3つのロータリークラブは14日、子どもが靴をそろえるようにしつけるためのマット「お靴のベッド」を燕市内の新入園児分、1,736枚を燕市に寄付した。
午後1時に燕の片岡厚会長、分水の久須美三吉会長、吉田の渡辺芳雄会長をはじめ各クラブの役員や担当委員ら10人が市役所を訪れ、3会長から鈴木力市長に「お靴のベッド」の目録を手渡した。寄付は各クラブが各地区分を用意し、燕967枚、分水202枚、吉田567枚の内訳。
「お靴のベッド」は、ポリウレタン製のマットに靴型が描かれており、その上に靴を載せると、自然と靴をそろえる習慣が身に付くというもの。燕ロータリークラブが旧燕市の寄付したのが始まりで、その後、3クラブ合同で全市域を対象に寄付しており、ことしで12年目になる。
ロータリークラブが子どもを対象にした事業に取り組むのは全国的にも珍しく、燕ロータリークラブの片岡会長は、「燕から新潟県、全国へというイメージで、PRを一生懸命やっていきたい」と言い、この事業の広がりに期待した。
旧燕市の学校教育実践上の努力点として取り組んでいた「心の燕市・8つのチャレンジ」のひとつに「履き物をそろえる」項目があり、その手助けになればと5年前から毎年、寄付をしている。
鈴木市長も「お靴のベッド」のしつけの効果を評価している。初めて「お靴のベッド」を寄付したときの園児が2年後に成人式を迎える。17日の燕市成人式を3日後に控えて式辞を草稿していることもあるのが、お靴のベッドのことを「2年後の成人式で言おうかな」と構想していた。