三条市と(株)ウオロク=葛見久則社長・本社新潟市中央区=は15日午前、市役所で「災害時における物資提供等に関する協定締結式」を行い、三条市内2店舗目となる「ウオロク東新保店」の22日の開店にあわせて同協定を締結した。
午前10時半からの締結式では、葛見社長と国定勇人市長それぞれが、協定書に署名し、協定を締結した。
協定では、三条市内で地震や風水害など災害が発生、または発生するおそれがある場合に必要な物資を迅速かつ円滑に調達供給することや店舗駐車場を緊急避難場所として提供することなどを定める。
同社は、県内に「ウオロク」34店舗と「ウオマサ」1店舗の計35店舗のスーパーマーケットを展開。三条市内には2006年11月に興野店を開設し、22日に市内2店舗目の東新保店をオープンする。東新保店は7.13水害では五十嵐川の破堤による大きな被害を受けた東新保地内で、建設にあたっては当時の水位なども考えて駐車場を含めて土盛りをして高くしているという。
同社は、これまでに中越地震や東日本大震災など要請があれば物資の提供などを行ってきている、自治体との協定の締結は平成22年12月の柏崎市との締結に続いて三条市が2市目。
また、三条市の災害関係協定締結は、平成17年10月1日の千葉県印旛郡栄町との災害時における相互応援に関する協定をはじめ、自治体、放送、物資・食料、障害物除去、陸送、通信、緊急復旧、緊急受入など、同社を含めて計31の協定を結んでいる。