燕市は来年度、市立で初めての認定こども園「燕南こども園」を開園するのにあわせて、市内の保育園や幼稚園の園児からみんなで歌ってもらう燕市のこどもの歌『みんなつばめのこども』を制作し、15日、南保育園でそのお披露目会を開いた。
曲づくりは国内で著名な絵本作家やミュージシャンに依頼した。作詞は絵本作家の藤本ともひこさん、作曲をシンガーソング絵本ライターの中川ひろたかさん、編曲をミュージシャン&マジシャンの大友剛さん。お披露目会には藤本さんと中川さんが来園した。
南保育園は新年度は燕南幼稚園とあわせて、燕南こども園となり、それぞれ保育園と幼稚園から3歳児から5歳児まで合わせて70人が参加。すでに園児は歌を練習しており、みんなで大きな声で合唱した。
鈴木力市長は「歌詞の通りに元気に育ってほしい」と話し、藤沢健一教育長から2人に感謝状を贈った。
藤本さんは「元気に歌える楽しい歌」にしようと心掛け、「大きな山」の部分を地元にあわせて「弥彦山」に変え、「おとなも子どもも年齢に関係なくみんな燕の子どもだよね、そう思って書きました」と曲想を説明。また、園歌は「仲がいい」や「友だち」といった無難な言葉が多いが、あえて「できないなんていわずにやってみる」というフレーズを入れ、「できないなんて言わないで、やってみることが大事だよっていうのを僕は込めさせてもらった」と思いを話した。
中川さんは、「おとなになって結婚して子どもができてその子どもたちもまた、みんなつばめのこどもを歌うという風になったらとても素敵だと思って。いつまでもいつまでも歌い継がれる歌であってほしいなと思います」と願った。
園児は曲をつくってもらった礼に中川さんが作曲した『世界中のこどもたちが』を合唱し、保護者も入って記念撮影。その後、市内各保育園、幼稚園の園児にも『みんなつばめのこども』を指導するため、保育士が中川さんから直々に歌唱指導を受けた。
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