国が緊急経済対策として試作開発や設備投資を考えているものづくりの中小企業や小規模事業者を対象に試作開発や設備投資について1,000万円を上限に3分の2を補助する「ものづくり補助金」を創設したのに伴い、燕市、三条市ではそれぞれ同補助金の説明会を開き、事業所の申請を呼びかける。
燕市は26日午後1時半からと4月2日午後1時半からの2回、いずれも吉田産業会館で国の「ものづくり補助金」説明会を開く。26日は「燕市中小企業支援制度説明会」の中での説明、4月2日は単独での説明会。補助金の内容について新潟県地域事務局の新潟県中小企業団体中央会工業振興課長の山岸克実さん、申請の支援体制について燕市商工振興課がそれぞれ説明する。
この補助金は、「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」で、日本経済再生に向けた緊急経済対策の平成24年度経済産業省補正予算施策。予算は1,007億円。ものづくり中小企業、小規模事業者が行う試作開発や設備投資を1,000万円を上限に補助対象事業の経費の3分の2を補助する。
認定支援機関として金融機関が事業計画を策定、実行支援を行うのが特徴。商工会議所、市商工課、工業技術センター、燕三条地場産業振興センターなどがタイアップする。県内では200件の申請が見込まれている。
15日に募集が始まり第1回の申請締め切りが4月15日。あまり時間がないが、地元事業所では関心が高い補助金なので、市では積極的に申請に必要な情報を提供しようと説明会を開く。関心のある事業所に参加を呼びかけている。参加申し込みは、それぞれ開催日の前日までに燕市商工振興課へ申し込む。詳しくは同課(電話:0256-92-2111)へ。
三条市では25日に午後1時からと3時半からの2回、三条商工会議所で開く。内容は2回とも同じで第一部と第二部に分け、それぞれ2つのテーマで発表する。
第一部では関東経済産業局が「ものづくり補助金の創設目的と事業内容」、新潟県中小企業団体中央会が「ものづくり補助金の申請および実施上の留意点」をテーマに発表。第二部は三条市経済部商工課が「申請サポート支援の紹介」と「マイナス金利制度の紹介」をテーマに発表する。詳しくは同課(電話:0256-34-5511、内線420)へ。