22日、燕市の藤沢健一教育長(53)=新潟市西区=が3月31日で辞任し、県へ戻ることが明らかになり、後任は事実上、県立糸魚川白嶺高校の上原洋一校長(53)=上越市昭和町2=が就任することになった。
22日開かれた3月定例会本会議で鈴木力市長が藤沢教育長の辞任に伴う後任として上原校長を燕市教育委員会委員の任命についての議案を提出、同意を得たもの。
藤沢教育長は本会議の最後であいさつ。力不足をわびる一方、「未来の燕を担う子どもたちをはぐくむまちづくりに参画できたことは、わたくしにとってこのうえない貴重な経験」だったとし、「鈴木市長とともに思い描いてきた燕の子どもたちの健やかな成長、大いなる飛躍」を願った。
藤沢教育長はそれまで高校教諭などを務め、3年前に教育長に就任。本会議後、藤沢教育長は教育長となってから小中学生とかかわり、教育の現場を「始めから見た感じ」で、この3年間に指導主事を増やしたり、小学校教諭の高校視察を行ったりしたことを「見方が違っていると思われたかも知れないけど」と振り返っていた。