一ノ木戸商店街・まちのみんなの交流拠点「みんくる」オープンイベント第2弾で「まんなか熱血トークバトル」で若者とおとなが三条を熱く語る (2013.3.23)

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16日に三条市・一ノ木戸商店街にオープンしたまちのみんなの交流拠点「みんくる」オープンイベント第2弾「まんなか熱血トークバトル」が23日、三条市厚生福祉会館で開かれ、学生たちが三条市の「まんなか」、おとなは商店街の活性化などについてトークバトルを繰り広げた。

まちのみんなの交流拠点「みんくる」オープンイベント第2弾「まんなか熱血トークバトル」
まちのみんなの交流拠点「みんくる」オープンイベント第2弾「まんなか熱血トークバトル」

第一部は学生、第二部はおとなのトークバトル。間に講演と書道パフォーマンスもはさみ、あわせて「ホッとマルシェ」も開いて14店が店開きしてイベント色もたっぷりだ。

体育館のフロアに正方形に並べたステージをリングに見立て、出演者はその上に向き合って座ってトーク。第一部は三条のまちづくりに積極的にかかわる新潟経営大学を卒業したばかりの飲食店経営結城靖博さん(28)をコーディネーターに高校生、市内高校OG、専門学校生、大学生、市役所地域経営課職員の6人で意見を交わした。

コーディネーター結城靖博さん
コーディネーター結城靖博さん
市内高校OG山田麻理子さん
市内高校OG山田麻理子さん
高校生小倉辰也さん
高校生小倉辰也さん
高校生長野麻弥さん
高校生長野麻弥さん
大学生竹之内美穂さん
大学生竹之内美穂さん
専門学校生田巻大誠さん
専門学校生田巻大誠さん
市役所地域経営課吉田賢幸さん
市役所地域経営課吉田賢幸さん

テーマは「次代を描く若者が考える三条のまんなかの未来」。それぞれ自己紹介を兼ねてこれまでのまちづくりとのかかわりや地元に期待することについて話した。三条マルシェに参加したら部活より全然楽しかった、クリエーターが活動できる場が中心市街地にできればいい、大きな商業施設より市民がつくる小さな施設の方がみんなで発展していける、高校生のころは三条で遊ぶことが頭になかったが今はおしゃれな店が増えて地元のカフェを高校生が利用していることなど、さまざまな声があった。

今の三条市の中心市街地の変化に肯定的。若者を中心市街地に集めるには、三条マルシェで吹奏楽など発表の場があればという意見があった。中心市街地の情報がネットにないという声があった一方、ネットにあっても実際に足を運ぶかは別で、行きたいと思うには高校生が好きなものの販売や友だちなど口コミが大切という人もいた。

 地元三条に対する若者の愛に驚く日本政策投資銀行地域企画部課長の大西達也さん
地元三条に対する若者の愛に驚く日本政策投資銀行地域企画部課長の大西達也さん

このトークを聞いて日本政策投資銀行地域企画部課長の大西達也さんは「率直な感想はみんなどうしてこんなに三条が好きなんですか?」と驚き、三条マルシェも「一度、彼らに任せてやってみていいのでは」、「彼らを主にした企画をすぐにでもスタートしていただければ」と若い力を引き出して具体化して見せることを提案した。

高校生マルシェの開催を約束した国定三条市長
高校生マルシェの開催を約束した国定三条市長

この提案にはトークを聞いていた国定勇人市長も二つ返事で「やります。あしたからやりますので、皆さん全員集合でよろしくお願いしたいと思います」。30分を消化するのが大変なトークになると思ったが、自然で活発な意見に「皆さんの三条に対する愛を感じました」、そして「ことし絶対、一度やりましょ。高校生マルシェ。期待してます」とエールを送った。

講演は日本総合研究所調査部主席研究員の藻谷浩介さんで、テーマは「幸せの尺度〜三条市の偏差値〜」。藻谷さんは新潟県は北海道、青森県とあわせて国内で食糧を自給自足できる3道県のひとつで、いざとなれば油も自給できる豊かな県であるという前提を示した。

 統計から三条の偏差値を分析する日本総合研究所調査部主席研究員の藻谷浩介さん
統計から三条の偏差値を分析する日本総合研究所調査部主席研究員の藻谷浩介さん

全国の市町村の人口動態、三条市で生まれた100人が何年後に何人が市内在住かの年代別データ、同様のデータの新潟市や長岡市、燕市との比較と、得意の統計データを示した。これらのデータからも三条市は決して大きく人口が流出しているわけではなく、近年は市内に戻る傾向が強まっていることを紹介した。

ただ、藻谷さんは「燕市のようにならないようにしましょうのつもり」でデータを準備していたら、どのデータも三条市より燕市の方が優位な結果に。藻谷さんは「せめて燕市を目指したら次は新潟市」と話した。

三条商業高校書道部による書道パフォーマンス
三条商業高校書道部による書道パフォーマンス

三条商業高校書道部による書道パフォーマンスのあと第二部。藻谷さんと長崎県・佐世保市商店街連合会会長で商店街を活性化させた(有)タケモト社長の竹本慶三さん、青森県・青森市新町商店街振興組合副理事長で一店逸品運動に取り組んだ(有)PMO社長の加藤博さん。さらに地元から商店街関係者、市場出店者、地元音楽家が参戦し、三条市の「まんなかプロジェクト」会長の相場浩さんがコーディネーターを務めた。

竹本さんは三条市を訪れたのは3度目になり、三条マルシェで感動した高校生による書道パフォーマンスを佐世保でも行ったことを話した。加藤さんは商店街は高校生とのコラボを強化しておとなも応援していかなければならないとした。

日本総合研究所調査部主席研究員の藻谷浩介さん
日本総合研究所調査部主席研究員の藻谷浩介さん
佐世保市商店街連合会会長で(有)タケモト社長の竹本慶三さん
佐世保市商店街連合会会長で(有)タケモト社長の竹本慶三さん
青森市新町商店街振興組合副理事長で(有)PMO社長の加藤博さん
青森市新町商店街振興組合副理事長で(有)PMO社長の加藤博さん
市役所地域経営課吉田賢幸さん
市役所地域経営課吉田賢幸さん
地元音楽家の桜木きよ里さん
地元音楽家の桜木きよ里さん
三条市場親和会の長谷川孝志さん
三条市場親和会の長谷川孝志さん
たからやフルーツの金子佳奈子さん
たからやフルーツの金子佳奈子さん
コーディネーターの三条市の「まんなかプロジェクト」会長、相場浩さん
コーディネーターの三条市の「まんなかプロジェクト」会長、相場浩さん

竹本さんは自身の取り組みを「自分が楽しめるかどうか、人に感動を与えることができるのかどうか、市民から楽しかったねって言ってもらえるだけでいい」、それには「最低5人、仲間がいればいい」、場所がないという質問には「まちが舞台だもん」、車しか通っていないという声には「ホコテンやればいいじゃん」と、ぽんぽん返した。

加藤さんは、前例がないという言葉を使うのは警察だが、「一度やっちゃうと前例をつくってるわけですから次からは楽です」、自分の仕事は「やりたいことをやりたい人にやらせるために、許認可をとることと、お金を集めること」で、「それができなくなったらわたしは引退します」。若い人がリーダーをやって良くなった試しがないという声は「長老の激励だと思ってください」、そう考えれば「入りにくいということはない」と竹を割ったようなストレートな答えを示した。

竹本さんや加藤さんは商店街の活性化で全国の注目を集めるキーマンだけに、この機会に地元の商店街活性化のヒントを得ようと市外からの来場した人も多く、約200人が来場して聴き入っていた。


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