三条市の24小学校すべては25日、卒業式を行い、合わせて936人の卒業生が6年間の課程を修了し、それぞれの学びやを巣立った。
平成26年4月に開校予定の第一中学校区の小中一体校「嵐南小学校」に統合される3小学校のうちのひとつ、条南小学校(星野孝好校長・児童339人)では、同校の歴史では最後から2番目の卒業式となる平成24年度卒業証書授与式を午前9時10分から体育館で行い、男22人、女36人の計58人が卒業した。
卒業生のほとんどは第一中学校に進む。男子は手の甲が隠れるくらいの学生服、女子はダブルのブレザーにプリーツスカートなど、少し大きめの中学校の制服を着て入場したw。全校児童で育てたピンクと白の花のサクラソウで飾られた花道を在校生や保護者らの大きな拍手に迎えられて、「祝 卒業」の大きな文字と国旗や市旗が掲げられたステージを背に、体育館中ほどの演壇をはさんで在校生と向かい合う形で着席した。
1人ずつ担任に名前を呼ばれ、星野校長が「おめでとう」と卒業証書を授与。卒業生は「ありがとうございます」と受け取った。
星野校長は式辞で、3学期の終業式で3つの「C」について話したことから始めた。卒業生にはそれにもうひとつの「C」、「CHOICE」をプラスしたい。日本語では選択、選ぶという意味。「チャンスをつかみ、逃げずに歯を食いしばりチャレンジし続ければ、きっと明るい自分に、自信を持った自分に変わっていきます、チェンジしていきます」。「ただ何をチャンスと考え、何にチャレンジし、どうチェンジしたいかを選ぶ、チョイスすること4つ目の「C」が、その結果を大きく左右される鍵だと思っています」と言葉を贈り。「卒業生のみなさん、勇気と行動が時代を変えて行きます。キーワードは4つ目のCです」と締めくくった。
最後は卒業生と在校生との「わかれの歌」。卒業生はステージに上がり、在校生との絆や楽しい思い出は宝物とし、家族や地域、先生方へとして「わたしたちの学校生活を温かく見守ってくださりありがとうございました。わたしたちのことをいつも気にかけ、そばで優しく励ましてくださった皆さんに、今、感謝の気持ちでいっぱいです」と合唱。
さらに、「今日、わたしたち6年生58名は、この条南小学校を卒業します」。「私たちはこの条南小学校で、相手に対する思いやりとあきらめずに努力することを学びました。これからは条南小学校の卒業生としての誇りをもち、夢に向かって元気に進んでいきます。皆さんに支えられて過ごした6年間を私たちは絶対に忘れません。今までありがとうございました」とステージを降り、在校生や教諭など参列者全員と最後の校歌を斉唱した。三条市内の中学校の入学式は4月9日に行われる。