燕市は26日午後1時半から吉田産業会館で燕市中小企業支援制度説明会を開いた。急きょ、国の「ものづくり補助金」についての説明を加えたこともあり、約140人が参加する盛況に。市では4月2日にも「ものづくり補助金」説明会を開く。
「ものづくり補助金」は、国が緊急経済対策として試作開発や設備投資を考えているものづくりの中小企業や小規模事業者を対象に試作開発や設備投資について1,000万円を上限に3分の2を補助する。
当初は中小企業に対する支援制度と燕市新商品新技術開発補助事業の成果発表を行う計画だったが、「ものづくり補助金」が予想されたより早く15日に申請の募集が始まり、第二次申請の締め切りが4月15日と迫っていることから、「ものづくり補助金」の説明を加えて開いた。
そのため、約50人の参加申し込みがあったが、「ものづくり補助金」の説明を行うことになってから約90人の申し込みがあり、参加は約140人と大幅に増え、関心の高さを示した。
「ものづくり補助金」については、同補助金新潟県地域事務局の新潟県中小企業団体中央会の山岸克実工業振興課長が説明。複数回の公募が予定され、採択されなくても再びチャレンジできるので積極的な申請を呼びかけ、補助の対象や事業、申請手続きなどについて詳しく説明した。
中小企業の支援制度については独立行政法人中小企業基盤整備機構、財団法人にいがた産業創造機構、新潟県工業技術総合研究所県央技術支援センター、財団法人燕三条地場産業振興センター、燕市商工振興課がそれぞれ説明した。
4月2日の「ものづくり補助金」説明会は午後1時半から吉田産業会館で開かれる。参加申し込みは、開催日前日までに燕市商工振興課へ申し込む。詳しくは同課(電話:0256-92-2111)へ。