燕市吉田地区で4月開園のきららおひさま保育園に統合される吉田八千代保育園と吉田南保育園で閉園式 (2013.3.28)

燕市吉田地区で4月に開園する「きららおひさま保育園」（吉田東栄町）に統合されるため、3月31日で閉園する「吉田八千代保育園」（海藤町子園長・法花堂）と「吉田南保育園」（板屋良子園長・吉田東栄町）の閉園式が28日、それぞれの保育園で行われた。

施設の老朽化や少子化に伴って統合されるもので、吉田八千代保育園は昭和49年（1974）開設で、今年度まで39年間で961人が卒園した。吉田南保育園は同41年（1966）開設で、同57年（1982）に今の場所に移転改築され、これまで1,613人が卒園し、両保育園合わせて2,574人が巣立った。

閉園式は午前10時15分から吉田八千代保育園、11時15分から吉田南保育園で行われた。絶好の好天に恵まれ、閉園式を前に卒園式も行われたので、目を赤くした保育士や保護者も多かった。

鈴木力市長は式辞で、吉田八千代保育園では地域とのつながりが深く、イモ堀などのイベントにはたくさんの家族連れの参加があり、昭和60年の記録的な豪雪では保護者や地域の人が積極的に屋上の雪下ろしに協力してくれたことに感謝。吉田南保育園では、周囲の田んぼにオタマジャクシやザリガニ、カエルなどが鳴き、子どもたちが目を輝かせて遊んでいたと聞き、近年は団地造成が進み、若い世帯が増加し、親水公園や新しい南小学校が整備され、子育て環境の充実が図られていると話した。

それぞれの保育園で園児は保護者の方に向き直って声をそろえて感謝の言葉を言い、「ありがとうの花」を合唱。藤沢健一教育長「これをもって閉園します」で閉式し、記念撮影などを行った。

卒園児を除く両保育園のほとのどの園児は、きららおひさま保育園に移る。きららおひさま保育園は、民営化されて社会福祉法人吉田福祉会が運営。早朝・延長保育、休日保育、一時預かり、学童保育、障害者療育事業、子育て支援センターなどより幅広い充実したサービスを備える。きららおひさま保育園では31日午後2時から5時まで見学会、4月6日午前9時半から開園式・入園式、4月26日午前10時から開園をお祝いする会が行われる。