県は29日、県央基幹病院基本構想策定委員会の組織体制や主要検討項目の概要を決め、年内を目標に基本構想をとりまとめるとするスケジュールなどを明らかにした。
同委員会は、県央基幹病院の具体的な診療機能・規模及び医師・看護師等の確保対策について、専門的な観点から検討し、県央基幹病院の基本構想をとりまとめることを目的に設置した。
構成委員は、新潟大学、県医師会、地元医師会、地元病院から委員を選任することとして、調整しているが、委員長は本県出身、厚生労働省からの出向で平成18年4月から2年間、新潟県福祉保健部長を務めた経験をもち、平成25年4月から独立行政法人労働者健康福祉機構燕労災病院長に就く鈴木幸雄さん(53)を決めた。
鈴木さんは、昭和58年3月新潟大学医学部卒業。平成18年4月から20年3月まで新潟県福祉保健部長、同年7月から23年7月まで厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課長、同23年7月から24年9月まで厚生労働省労働基準局労災補償部長を務め、同年9月から25年3月まで独立行政法人国立健康・栄養研究所理事(役員出向)。4月から独立行政法人労働者健康福祉機構燕労災病院長。
同委員会の主要検討項目は、県央基幹病院の基本的考え方。県央基幹病院の具体的な機能・規模として、基本的な診療機能、地域に必要な拠点的診療機能、施設規模(病床数)。医師・看護師等の確保対策の3つ。
4月をめどに第1回委員会を開催し、その後3回程度の委員会を経て、年内を目標に基本構想を策定する考えだ。