日本鍛冶学会は11日午後1時半から燕三条地場産業振興センターで「アマゾン・ジャパンの取組を聞く勉強会」を開き、大手インターネット通販企業の同社が展開するアマゾンDIY・工具ストアの紹介などを行うので、DIYやものづくりに関係する経営者や担当者、インターネット通販に興味のある人の参加を呼びかけている。
内容は、アマゾンの概要、アマゾンDIY・工具ストアの紹介、アマゾンで自社商品を販売するには、「日本のモノづくり」特集について、パネルディスカッションなどを予定している。
日本鍛冶学会は昨年9月、三条市の国定勇人市長が発起人となり、福井県越前市や兵庫県三木市なども参加し、金属加工技術の基礎となる「鍛冶」の未来をともに考えようと発足。「作り手と使い手のつながりを考える」をテーマに第1回を開き、大勢の人が参加して基調講演やセッションなどを行った。
アマゾンは今後、DIY・工具にも力を入れていくということもあり、産地の製造業や卸売業などが参加する日本鍛冶学会の存在を知り、設立の学会で消費者へのPR方法などが課題にされたこともあり同社から同会事務局の三条市に問い合わせがあったという。
「日本鍛冶学会では、消費者との今後の関係をどのように再構築していくかを大きな課題として取り上げた。そのとき見逃せないのが急成長を続けるインターネット通販業界と話し合っている」、また、ホームセンター開業当時、金物卸商社がパッケージの変更やディスプレイなどで対応するなどの大きな変化があったように、時代の大きな変化から無視できない存在になっているインターネット通販。
さらに、同社の通販サイト「アマゾン」に興味のある人はもちろん、同社サイトへの出店リスクなどについても聞いてもらい、自社の経営判断になるのでは」と来場を呼びかけている。
定員は先着1,500人。参加は無料だが申し込みが必要で、申し込み用紙は三条市経済部商工課に用意していほか、三条市のホームページから申し込みチラシをダウンロードできる。