新年度スタートした4月最初の1日、燕市は午前9時から市役所で新採用職員の入庁式を行い、5月に新庁舎が開庁する記念すべき年に24人が市職員としての第一歩を踏み出した。
新採用職員は男15人、女9人で、職種別では一般行政11人、土木4人、一般事務1人、保健師3人、保育士・幼稚園2人、保育士1人、建築2人の内訳。試験区分では大卒12人、高卒2人、資格免許職6人、民間経験4人となっている。
昨年の新採用は1人少ない23人だった。ことしの受験者は301人で競争倍率は12.5倍。昨年の8.4倍を大きく上回った。
門出にふさわしく、この日は抜けるような青空。新採用職員はいずれもスーツを着て出席し、歩き方もぎこちなくなるほど緊張して鈴木力市長から辞令の交付を受けた。
新採用職員を代表して昨春、横浜国大を卒業し、公務員試験を勉強してきた総務課主事の渡辺貴志さん(24)=新潟市西蒲区三ツ門が服務宣誓書を読み上げた。
鈴木市長は訓示で、5月に新庁舎移転という節目の年、記念すべき年の入庁も「何かの縁」で、「貴重な年に入庁したことをしっかりと心に刻みながら、この長い市役所職員の生活を送ってほしい」と求めた。
燕市の職員は「いかに地域住民の心に寄り添って日本一輝くまちを目指していくか、非常に重要な仕事」で、「一日も早く仕事を覚えて目標の実現に向けて頑張ってもらいたい。自分の頭でしっかり考え、そして自ら行動していく、そんな職員をわたしは期待しております」。
チームワークを心掛け、悩みは遠慮せずに上司、同僚に相談し、長い人生、健康に留意して燕市発展のためにともに取り組もうと入庁を祝った。
3月27日に新採用職員の研修を行って鈴木市長も1時間の講話を行っている。入庁式が終わると新採用職員はさっそくそれぞれの配属先へ向かった。