「春登茂会」で日本舞踊を学ぶ子どもたちが2日、つばめ福祉会が運営するグループホーム仲町=燕市燕=を慰問し、着物姿で踊りを披露した。
春登茂会は、吾妻流名取の吾妻春登茂さん=三条市下須頃=が指導する日本舞踊の会。20年以上前から燕市・白山町コミュニティーセンターで出げいこを行っている。この日は、そこに通う女の子7人のうち、小学校4年生から中学校1年生までの6人が慰問した。
髪をまとめたり、結んだりして赤やピンクの華やかな着物を着て、童謡や小曲、長唄など4つの演目で踊りを披露した。
会場はグループホーム仲町の利用者をはじめ、近所のお年寄りなど約50人が訪れてぎっしりで、熱気むんむん。子どもたちは顔を火照らせて踊った。
踊りを間違えてやり直すこともあったが、人形のようにかわいい子どもたちが一生懸命、踊る姿に集まったお年寄りは目を細めっぱなし。踊り終わって正座してあいさつする子どもたちに「よくできましたよ」と声をかけてあげていた。
春登茂会のグループホーム仲町の慰問は、一昨年12月以来2回目。今回は春休みを利用して行い、吾妻春登茂さんは「発表する場があると子どもたちの練習の励みになるのでありがたいです」と喜んでいた。