三条市と三条市の水道お客様センターの業務を受託する「日本ウォーターテックス・ジムコンピュータサービス・BSNアイネット特定共同企業体」は1日、「災害時における応急対策業務に関する応援協定」の締結を行い、災害により水道施設が被災した場合の応急対策業務の応援についての協定を締結した。
水道お客様センターは、3月4日に三条市旭町1地内に開設された施設で、これまで三条市水道局で行っていた水道の使用開始や中止手続き、水道料金の徴収、水道施設の不具合や濁り、赤水などの水質に関する初期対応業務などを受託する。これにあわせて三条庁舎会計課と栄サービスセンターで行っていた同業務は終了した。
午後1時半に、同企業体を構成する(株)日本ウォーターテックス=増田眞理社長・埼玉県幸手市=、(株)ジムコンピュータサービス=佐野勝栄社長・三条市須頃3=、(株)BSNアイネット=川崎嘉朗社長・新潟市中央区=3社の各代表が市役所を訪れ、同企業体代表者の増田社長と国定勇人市長それぞれが協定書に署名し、協定を締結した。
協定では、災害などで水道施設が被災した場合に、三条市からの要請に応じて同企業体が広報活動や応急給水作業などの応援活動を実施する。
三条市は、これまで7.13水害や7.29豪雨災害など同市が被災したときのマニュアルや中越地震や東日本大震災などで被災地への災害応援の経験がある。同企業体も災害支援の経験があることから、今後、細部を打ち合わせて災害マニュアルを構築していく。
三条市の災害関係協定締結は、2005年の千葉県印旛郡栄町との災害時における相互応援に関する協定はじめ、自治体、放送、物資・食料、障害物除去、陸送、通信、緊急復旧、緊急受入など、同企業体を含めて計32の企業や団体などと結んでいる。