燕市で新規学卒就職者歓迎会、34事業所から127人が出席、5年ぶりに100人超す (2013.4.4)

燕市と市内の商工団体や業界団体は4日、燕市吉田産業会館で平成25年新規学卒就職者歓迎会を開いて今春、燕市内の事業所に新卒で就職した人たちを祝福、歓迎した。景気改善の兆しと同調するにように34事業所から昨年より6割以上も多い、127人の新卒就職者が出席した。

それぞれの学びやを巣立って市内事業所に就職した人たちを地元をあげて歓迎しようと毎年開いている。昨年の参加は21事業者の78人で、今回は5年ぶりに百人を超す大勢の参加となった。

歓迎式典と研修会を行った。歓迎式典で鈴木力燕市長は、ダーウィンが強い者や頭のいい者ではなく、変化に対応できる者が生き残ると言った言葉を紹介し、変化への対応は「皆さんの若さが原動力になる」、「かつての栄光が忘れられないのでは変化に対応できない」と若者の感性に期待し、それぞの企業で存分に力を発揮してほしいと求めた。

山崎悦次燕商工会議所会頭は、近年にない大勢の参加者にふれ、自民党政権となって円安、株高となり、「こうした大きな雇用を生んだ」と指摘。。しばらくは好景気が続く見通しを示した。現場力を磨くこととスピードをもったチャレンジを求め、「悩みごともございますでしょうが上司に相談するなり、後先考えずに頑張ってほしい」とアドバイスした。

ことしから新卒就職者の謝辞を盛り込み、群馬県出身で新潟大学大学院を卒業、新潟ダイヤモンド電子＝燕市吉田鴻巣＝に就職した松井博章さん(24)が「幸にも理想的な職場の一員に加えていただき、感謝しております。入社しましたうえは、一日も早く皆さまのご教授によって充実した仕事ができるように誠心誠意、努力することをお約束します」と謝辞を述べた。続く研修会では、(株)エヌ・ティ・ティ・ソルコの田辺紀子契約講師からビジネスコミュニケーション、社会人としてのビジネスマナー、電話応対のマナーなどを学んでもらった

参加者の半数ほどはスーツ、ほかは制服や作業着、福祉関連のジャージなどを着て出席。「研修生」とある腕章を着けた人もいて、フレッシュな新人たちはやや緊張したようすで席を並べ、式典でのあいさつでさっそくメモを取る人もいた。

謝辞を述べた松井さんはすでに一週間ほど会社の研修を受けており、「大学は自由でしたが、会社では先輩がすごく真剣に教えてくれ、プレッシャーや責任の重さを感じました」と学生生活との違いの大きさに気を引き締めていた。