三条市内5つの商店街で販売しているオリジナル商品・麩(ふ)のクッキー「クルミの麩ッキー」に新しい味「いちご味」が登場。4、5月の2カ月限定で販売している。
「麩ッキー」は、三条の特産品の麩とクルミが入ったさくさくとした食感の手作りクッキー。「マルヨネ」の車麩を粒状に砕き、クルミとあわせてクッキー生地に混ぜ合わせる。乾燥した麩に生地に含まれる水分をゆっくりと吸わせるため、24時間ねかせて生地を安定させる。生地が固くて絞り出すのが難しく、ひとつずつ手で形を作ってオーブンで焼き上げるというハンドメードなクッキーだ。
期間限定販売の「いちご味」は、イチゴの天然ペーストと天然香料を使い、ほのかなピンク色と優しいイチゴの香りが楽しめる春らしい菓子。1袋315円。
地元三条の和洋菓子製造(株)ヤマトヤで製造し、販売は三条市内5つの商店街の15店舗と燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」の計16カ所。販売店など問い合わせは、三条商工会議所(電話:0256-32-1311)へ。
「クルミの麩ッキー」は2011年に、市内5つの商店街が三条の食材を生かして共同開発したオリジナルブランド「三条街(さんじょうがい)」のひとつ。商店街でしか買えない商品を作ることで商店街の集客増加と個店の売り上げ増加を図ることを目的に、商店主ら約20人で「三条市商店街商品開発委員会」を発足し、開発。同年12月に最初の「プレーン」を発売した。
ことし2月に第2弾として、2カ月限定で麩ッキーの「チョコ」味を販売した。プレーンは定番商品としてコンスタントに売れているが、「チョコ」はバレンタインデーやホワイトデーなどのイベントにぶつけたことや、県内メディアにも取り上げられた効果もあり、2カ月間で予想を上回る1,400個を販売した。
第3弾の「いちご味」は、自家用のほか、入学や進級のお祝い、母の日のプレゼントに加えて買い求めれる菓子になりそうだ。