地元料理研究会「虹の会」が分水おいらん道中に向けて「きららん弁當」、桜まつりの12日から25日まで販売 (2013.4.5)

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21日に燕市分水地区で行われる分水おいらん道中に向けて、地元の7つの日本料理店でつくる料理研究会「虹の会」が、おいらん道中PR隊のマスコット「きららん」をデザインした弁当「きららん弁當(べんとう)」を企画し、桜まつり期間中の12日から25日まで販売。「地域の盛り上げに一役買えれば」と期待している。

18の料理がぎっしり詰まった「きららん弁當」
18の料理がぎっしり詰まった「きららん弁當」

21センチ四方の折に18の料理がぎっしり。桜まつりにちなで、サクラの花がのってサクラが香る桜豆腐、サクライダイの桜蒸し。真っ赤なエビやピンク色も多く華やかな彩りだ。ワラビ、タコノコ、コゴメ、フキ、フキノトウと季節の山菜をふんだんに使い、春が香るようだ。

折に載せる掛け紙には、「きららん」のイラストをデザインした。虹の会会員の各店の名前を列記し、これに弁当を作った店の名前ある割りばしが付く。輪ゴムも雰囲気を壊さないようにピンクの平たい輪ゴムを探した。

採算を二の次にして食材はもちろん、折もこだわって特注にした。これで1,200円。それぞれの店でふつうに販売するなら「安くても1,500円以上」と会員は声をそろえる。

「きららん」のイラストをデザインした「きららん弁當」の掛け紙
「きららん」のイラストをデザインした「きららん弁當」の掛け紙

虹の会は昨春、発足したばかり。同じ問屋を利用する分水地区5店と分水から長岡市へ入ってすぐの2店の7つの日本料理店をそれぞれ営む38歳から55歳までが会員。珍しい料理を調理する勉強会を開いたり、個人同士で交流したり、よその店で食事会を開いたりして互いに刺激し合って料理の腕を磨いている。

会長の小川屋=燕市分水新町1=の小川政美さん(55)「前々から、きららんを使ったおいらん道中の弁当を作ってみたいと思ってました」と言う。ことし2月初めに観光協会で「きららん」のキャラクター使用の了解をもらった。PRの時間がないので、献立をすぐに決め、それから4日まで6、7回の打ち合わせ会議を開いて改良を重ねた。

7店で弁当を調理するが、味はできるだけ統一させようと味を合わせるようにした。4日の最後の打ち合わせでも、小川さんが砂糖の分量などを増減させて甘さを変えた数種類の卵焼きを用意し、会員で味わってどのていどの甘さにするかを決めた。

4日の最終打ち合わせに参加した料理研究会「虹の会」の会員、前列右が会長の小川さん
4日の最終打ち合わせに参加した料理研究会「虹の会」の会員、前列右が会長の小川さん

おもしろいのは、秘伝が尊ばれるように本来は閉鎖的が当たり前の日本料理の世界。ライバル関係にもあり、手の内を明かしたくない意識もあるはずだ。それが一緒になって料理研究会をつくっていることに「ほかにこんなところはないようで、問屋さんからも不思議がられ、逆に気を遣われることもあるくらいで」と小川さん。分水地区は2つの日本料理店が並んでいることが多く、独特な文化を築いている。また、「きららん弁當」の18の料理は、どこの店でも作られるというものではない。一定のレベル以上の腕がある会員だから実現できる。

「原価率が高く、うちの会はそんなにもうけなくてもいいので、近隣の発展につながって地元に1円でも多く落ちれば」と、地元への貢献が第一だ。「きららん弁當」は分水おいらん当日の21日に分水さくら公園で100個を限定販売するほか、当日も含めて12日から25日まで予約販売を行う。ただし、当日の配達はできない。予約は4日前まで受け付ける。400個の販売を目標にしており、すでに100個の予約が入っている。予約や問い合わせは小川屋(電話:0256-97-2286)へ。会員は次の通り。

【虹の会会員】▲日本料理 小川屋(燕市分水新町1)▲割烹 与七(燕市下諏訪)▲肴や かねた(燕市上諏訪)▲割烹 かねこ(燕市上諏訪)▲源六茶屋(燕市熊森)▲割烹 本間(長岡市中条新田)▲割烹 甚兵衛(長岡市寺泊北曽根)


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