医療法人社団しただ(北沢幹男理事長)は7日午前11時半から燕三条ワシントンホテルで「じろう歯科診療所」(奥山次郎院長・三条市長野)の竣工祝賀会を開いた。
同診療所はことし3月7日、三条市下田地区の奇勝「八木ヶ鼻」の手前、介護老人保健施設「いっぷく」などがある敷地にオープンした。人口が少ないこともあって下田地区にはこれまで下田庁舎付近より奥に歯科医院ができたことはない。とくに冬は豪雪地で通院がままならず、高齢者も多いが、無料送迎のサービスもあり、地元から歓迎されている。
竣工祝賀会には約70人が出席。北沢理事長はあいさつで1997年に医療法人を設立後、かもしか病院、訪問看護ステーション、老人保健施設、2002年には社会福祉法人を設立して保育園も建設した経緯を話した。これまでの地域や金融機関に感謝し、無一文から今は「大借金王」で、「借金を返すのがライフワーク」と笑わせ、「これからも皆さま方のご指導ご協力を」と願った。
じろう歯科診療所の奥山次郎院長は「毎日ばたばたと動き回るなかでスタッフとともに診療してすばらしいひと月を過ごさせていただきました」、「毎日、小さなことをクリアしながら今後1年先、10年先、さらに100年先までじろう歯科診療所がパワーアップして診療し続けられるように努力したい」と期待を膨らませた。
来賓の佐藤寿一旧下田村長、三条市歯科医師会会長の相場剛あいば歯科医院院長、西潟精一三条信用金庫理事長、そして奥山院長が勤務した渡辺歯科医院=新潟市江南区=の師と仰ぐ渡辺冨栄院長が祝辞を述べて祝宴に移った。