燕市の20年後の将来像「未来ビジョン」をそこに生きる若者たちから考えてもらおうと、燕市は6月下旬に発足する「つばめ若者会議」のメンバーを募集している。
メンバーはおおむね39歳以下で燕市の未来のために力を発揮したい人で、約30人を募集。任期は会議発足から来年3月ころまで。毎月1、2回、原則として平日の夜に会議を開き、成果物として燕市の20年後の未来像「未来ビジョン」をまとめる。
若者が暮らし、子どもたちに引き継ぎたい20年後の燕市の姿。未来の燕市を人任せにするのではなく、これから燕市を牽引する若者自身が考え、燕市の“未来ビジョン”を共有する。全体会議では全員での話し合いや情報の共有化、チーム会議ではテーマ別に分かれてワークショップ形式で議論を掘り下げる。
スケジュールは5月末でメンバー募集を締め切り、その前の5月中旬にガイダンスと交流イベントを行う。6月初旬にメンバーインタビュー、6月15日に(仮)まちづくりシンポジウム、そして6月下旬につばめ若者会議を発足。7月からワークショップをスタートし、来年3月に未来ビジョン完成・発表会、4月からアクションプランを実行する。
6月15日の(仮)まちづくりシンポジウムは、コミュニティーデザイナーの(株)studio-L代表・山崎亮さんを講師に午後6時から燕市吉田産業会館で開く。山崎さんは昨年、ことしと三条市で講演しており、燕三条地域から多くの聴講者を集め、ファンも多い。つばめ若者会議のキックオフの起爆剤となるはずで、その後のワークショップでも山崎さんのファシリテーター役が期待される。
若者たちは行政との距離が遠く、関心も低い。なんとか若者たちからつばめ若者会議に目を向けてもらおうと、先に行われた燕市成人式や燕市の新規学卒就職者歓迎会でも燕市の担当職員らが時間をもらってとにかく若者たちの印象に残ればと「燕の未来をいつ考えるか?」、「今でしょ!」と体を張ってPR。若者へのリーチを高めようと、フェイスブックページも開設している。
参加申し込みは5月31日までに燕市役所地域振興課へ電話(0256-92-2111)かファクシミリ(0256-92-2110)、メール(chiiki@city.tsubame.niigata.jp)で。