6日から15日までの春の全国交通安全運動にあわせて、燕市交通安全対策協議会(会長・鈴木力燕市長)は9日、21日に地元で開かれる第71回分水おいらん道中のおいらん役を一日交通課長に任命し、交通安全街頭指導を行った。
毎年恒例の行事で、さわやかな青空に恵まれ、約30人が参加した。午前10時から燕市役所分水庁舎前で任命式を行い、中村栄燕署長がおいらん役「染井吉野太夫」に選ばれた主婦杣木あゆみさん(29)=燕市国上=任命書を手渡した。
鈴木市長は今回の交通安全運動のスローガンを話して「期間中、交通事故がないように交通安全を強化してまいりたい」とあいさつ。中村署長は「子どもや高齢者を交通事故に巻き込まないようドライバーに呼びかけをお願いします」、柴山富栄燕市交通安全協会会長は「こういう天気は眠くなりますが事故のないよう交通安全活動を続けていきたい」、杣木さんは「ドライバーや歩行者の皆さんには、きょうのみならず交通安全に気をつけてほしい」とそれぞれあいさつした。
燕市熊森地内の熊森待避所に街頭指導所を設置し、国道116号を新潟市方向へ向かう車を待避所に誘導して交通安全ちらしやポケットティッシュ、反射材、マスクなどが入った交通安全啓発グッズ500セットを配布した。鈴木市長や中村署長と並んで女性警察官の制服を着て「染井吉野太夫」とあるたすきをかけた杣木さんも「安全運転をお願いします」とドライバーに笑顔で呼びかけた。