燕署(中村栄署長)は燕地区職場連携連絡協議会(山崎悦次会長)の協力で特殊詐欺被害防止の啓発グッズとして缶バッジを作成し、9日、燕市金融機関防犯連絡協議会(会長・宮本信秋第四銀行燕支店長)に贈呈した。
午後4時から燕署で贈呈式を行い、訪れた第四銀行燕支店の田辺威副支店長と燕郵便局の岩崎誠窓口営業部部長に中村署長から缶バッジを手渡した。
缶バッジは直径45ミリで、「詐欺撲滅」の文字に県警マスコット「ひかるくん」、新潟県観光キャンペーンのキャラクター「レルヒさん」、地元分水おいらん道中PR隊の「きららん」のイラストをそれぞれデザインした3種類。各種類300個の900個を10万円で燕地区職場連携連絡協議会が作成した。
燕市金融機関防犯連絡協議会会員の燕市の金融機関や郵便局、JAなど55店舗に配布して主に窓口担当者から着けてもらうほか、燕地区職場連携連絡協議会会員や詐欺被害防止推進委員に配布し、窓口を担当する署員も着ける。
特殊詐欺被害防止を呼びかけるちらしを配布をしても、受け取ったときに見るだけなので、特殊詐欺に警戒する意識が長持する、あとに残る手段をと、缶バッジを考案した。
ことしに入って3月までに県内で発生した特殊詐欺被害は30件、被害額8,900万円で、前年同期より4件多く、被害額は8,000万円下回っているといえ、同署管内では1件、サイト利用に伴う架空請求で50万円の被害が出ている。