燕市内の電気工事業者7社でつくるボランティアグループ「燕を愛するライトアップ倶楽部」(横山三郎会長)は11日、ことしも13日から燕消防署前の中ノ口川左岸のサクラのライトアップを行うため、サクラを照らす投光器を設置した。
左岸の土手に並ぶサクラの巨木など計18本を、サクラの木の下の法面から照らすように1KWの水銀灯とナトリウム灯を交互に設置した。
1992年ころから4年間、個人でライトアップを行った人がおり、市民からの声に応えるかたちで同グループが1998年に復活。以後、一昨年の東日本大震災で自粛した以外は毎年、続けている。
燕市の春の風物詩としてすっかり定着しているが、会員の費用負担が大きく、何度かライトアップをやめようという声も上がってはいるものの、市民の期待に背中を押されてことしも行う。
現在のメンバーは35歳から66歳まで、親子2代のメンバーもいる。この日は午前9時から、メンバー7社から12人が参加して作業を行った。冷たい雨降りの中で始まった作業だったが、後半は青空に。寒さの中で作業をしていたメンバーは、「きれいだと若い人たちが喜んでくれるのを見ると、うれしいんだ」と話していた。
ライトアップは13日から21日までの毎日午後6時から11時まで。巨木のサクラはつぼみだが、数本ある若い木はすでに咲きはじめており、ライトアップ開始の13日には巨木の開花も期待できそうだ。
また、ことしもサクラのライトアップにあわせて、「燕水道の塔を愛する会」が土手下の旧配水塔「水道の塔」のライトアップを行う。水道の塔のライトアップは、13日から21日までの午後6時半から10時まで。期間中は、2つのライトアップをダブルで楽しめる。会員は次の通り。
【燕を愛するライトアップ倶楽部】▲会長=横山電気(花園町)▲事務局長=(有)河内電業舎(新生町2)▲松弘電業(水道町4)▲西澤電気(新生町)▲田辺電気工事店(西燕)▲峰島電気工事店(蔵関)▲みつでん(新生町)