4月から燕労災病院に着任し、県央基幹病院基本構想策定委員会の委員長に決まっている鈴木幸雄病院長が10日、病院長就任のあいさつで泉田裕彦県知事を訪問した。
午後1時半に、独立行政法人労働者健康福祉機構燕労災病院の鈴木病院長と同機構の上家和子理事の2人が県庁を訪れ、泉田裕彦知事と北島智子副知事が同席した。
泉田知事は、「どうぞその力を存分に発揮していただきたい」と、労災病院の院長はもとより、県央基幹病院の基本構想策定員会の委員長職にも期待。県としても全面的にバックアップしていくと約束した。
さらに県央地域は中型病院林立型から役割分担できる体制が重要で、医療機関同士はコミュニケーションがとれる場がセットされており、それぞれの病院にとってもハッピーになるような、住んでいる人が安心できる全国から模範になるようなかたちで合意をつくっていければとの考えを示した。
鈴木病院長は、「5年ぶりに(新潟に)戻ってきたので正確な情報をインプットし直さなければ」とし、経験を生かせるなら地域全体の医療のなかで考えていきたいと話した。住民票も移し、「これからは生涯一新潟県民として地域医療に尽くす覚悟で、厚労省を辞めてまいりました」と決意を述べていた。