燕市・分水商工会青年部(久須美哲朗部長)は、21日の第71回分水おいらん道中をハイライトに12日から25日まで開かれている分水桜まつりにあわせて、13日から21日まで分水さくら公園に観光案内所を開設し、飲食物の販売も行っている。
毎年恒例の観光案内所の設置。ただ、昨年までは信濃川大河津資料館前に設置していたが、ことしは整備された分水さくら公園駐車場に移し、プレハブ小屋を建てて、21日まで休日の午前10時から午後9時まで、平日の午後2時から9時まで営業している。
メニューは焼きそば400円、から揚げと焼きトウモロコシが300円、フランクフルト200円、フライドポテトとハッシュドポテトが各150円、こんにゃく150円と充実のメニュー。酒やソフトドリンクもあり、用意した長テーブルでゆっくり味わえる。
ことしの目玉は“瓦焼きそば”だ。熱した瓦の上に茶そばと具を乗せた山口県下関市豊浦町の郷土料理“瓦そば”が有名だが、それをヒントに“そば”を“焼きそば”に変えて考案したオリジナルだ。焼きそばにとろけるチーズを載せ、梅肉を添えた。
2人前1,000円で原則、夜限定のメニュー。味は洋風な感じもあり、こくがあってお好み焼き風でもある。そこいらの飲食店に負けないおいしさで、ぜひ食べてみたい。
15日夜は、分水おいらん道中で毎年、みこしを担いでいる分水神輿會(村山雅彦会長)会員10人ほどが木遣りの練習と称して訪れ、近所の人たちも加わって酒を酌み交わしていた。観光案内所にはちょうちんが下がり、すぐそばの桜土手では早い木でも三分咲きていどのサクラがライトアップされ、夜桜を肴ににぎやかだった。