「食を通して燕三条を伝える」をコンセプトにプチリニューアルした燕三条地場産業振興センターが運営する「レストラン メッセピア」では、毎日食べるなじみ深い野菜を使った平日のランチメニュー「デイリーランチ」をスタート。第1弾の野菜は燕市吉田本町特産のキュウリで、16日から26日まで、カルボナーラやサラダに使って提供している。
コンセプトの「食を通して燕三条を伝える」は、食べることはもちろん、見て、聞いて、香ってと、さまざまな方法で「燕三条」を五感で感じてもらうこと。店内のカーテン設置をはじめ、一角にあった畳敷きの小上がりをなくして、ほかのフロアと同じテーブルとイスの個室風にしたことなど客の要望に応えた。燕三条を紹介する和釘やチタンの壁掛けを展示し、メニューにはカトラリーや地元産の食材の紹介文も加えた。
「デイリーランチ」は、これまでの日替わりランチの進化形。「毎日食べるなじみ深い野菜の食べ方新発見を届けたい」などをテーマに、家庭の食卓にも並ぶ地元の農作物を使い、その生産者にも聞きながらさまざまな調理方法でメニューを考案した。月曜から金曜までのランチメニューで、デザートとコーヒー付きで1食945円。
第1弾のキュウリを使ったランチは、4月15日から26日までの平日の2週間限定で提供し、メニューはキュウリのステーキやキュウリのカルボナーラ、キュウリドレッシングのグリーンサラダ、キュウリの炒めサラダなど。1人分のランチに約1本分のキュウリを使う。ふだんはサラダや漬物で食べることが多いキュウリを、日替わりでメーンディッシュや付け合せなど、いろいろな調理方法で味わう。
燕三条の洋食器産業の紹介として、水曜と木曜の2日間、バニラアイスクリーム(367円)をオーダーすると洋白銀器とステンレスの材質の違う2本のスプーンを添え、スプーンの違いによる食べ比べができる。水曜と木曜は、デイリーランチのデザートにアイスクリームなどがつき、2本のスプーンでの食べ比べも楽しめる。
デイリーランチ第1弾は、15日から26日までの月曜から金曜まで、平日午前11時から午後2時まで。今後も、キャベツやトマトなどの親しみのある野菜が登場するようだ。問い合わせは、「レストラン メッセピア」(電話:0256-33-5841)へ。