加茂市の創作帽子作家、坂上一美さんが「あとりえきっか」で初めての展覧会「『帽子屋』にゃんDEシャポー」 (2013.4.19)

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加茂市岡ノ町、貸しアトリエ「あとりえきっか」では18日から21日までの4日間、創作帽子作家の坂上一美さん(53)=加茂市栄町=の初めての展覧会「『帽子屋』にゃんDEシャポー」を開いている。

「あとりえきっか」で初めての展覧会を開いている創作帽子作家、坂上一美さん
「あとりえきっか」で初めての展覧会を開いている創作帽子作家、坂上一美さん

坂上さんが手作りしたオリジナルデザイの帽子約70点を展示している。婦人用、紳士用、男女兼用があり、麻や綿を素材にハンティング、パナマ帽、パーティーハット、ウェディングハットなど帽子専門にも劣らないバリエーションの帽子が並ぶ。

坂上さんは似合う帽子がないと、3年前に帽子を作り始め、新潟市の教室に通って技術を習得した。もともと手芸好きだったので自分でも作れるのではないかと教室を探した。講師の特別レッスンも受け、型紙を作る工程から技術を学んだ。

さまざなタイプの帽子がぎっしり並ぶ
さまざなタイプの帽子がぎっしり並ぶ

夢は帽子屋と帽子を作る教室を経営すること。そう思うようになったきっかけのひとつは、新潟市の教室に通い始めたころに、30年前に購入していたネコをデザインした生地で、自身が作った帽子。その帽子をかぶった夫と加茂山公園を歩いていたら、見ず知らずの若い男性に「その帽子、欲しいです」と声をかけられた。自分の作った帽子を欲しいと言ってもらえたことがうれしくて忘れられず、「いつか帽子屋になりたい」と思った。

ウェディング用の帽子
ウェディング用の帽子

まだ店舗や教室はもてないが、帽子の製作はオーダーを受けている。帽子をかぶる人と実際に会ったり、プレゼントする人から話を聞くなどして、どんな帽子ができたら喜ばれるのかをイメージして作る。「帽子がほしいんだけど、とりあえず加茂の人(坂上さん)に相談してみようと言われるような存在になりたい」と笑顔で話していた。

最初に作ったオリジナルの帽子
最初に作ったオリジナルの帽子

開催時間は、4日間とも午前10時から午後6時まで。入場無料。問い合わせは、坂上さん(電話:090-1541-6763)へ。会場の「あとりえきっか」は、JR加茂駅から徒歩1分、ショッピングパーク「メリア」裏手。

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