昨年7月にオープンした障害者福祉関連の3つの社会福祉法人を併設する障害者拠点施設「グッデイいきいきサポートセンター」=三条市柳沢=は20日、同センターで初めての3施設合同のまつりを開き、予想を上回る人出で大にぎわいだった。
同センターは、三条市手をつなぐ育成会、青空福祉会、ひめさゆり福祉会の3施設を併設。各施設間はもちろん、地域との連携を深めていこうと初めて「グッデイいきいきサポートセンターまつり」を計画し、地元の柳沢自治会(須藤篤自治会長)や保護者会、ボランティア、家族会、後援会も共催した。
建物の前の広い駐車スペースに20近い模擬店が並んだ。飲食物のほかに、各施設利用者らが作る自主製品も販売。不用品販売や子ども向けの遊びのコーナー、利用者などによるダンスや音楽演奏のステージも。自治会はサクラが満開の隣接する敷地で花見会を開いた。
来場者は、利用者とその家族や地元の人が中心。この機会に同施設の見学をと訪れた人もいた。肌寒い花冷えだったが、不用品販売目当ての人が開場前から訪れ、その後も続々と来場。まさに「まつり」の名にふさわしいにぎわいで、午前中で品切れになる店も相次いだ。
自治会による花見はテントを張ってビニールシートを敷き、テーブルを並べてビールや日本酒で乾杯。自治会でも初めての花見で、いわば同センターがとりもった宴の席に顔を赤くして笑い声を響かせていた。