20日、三条市保内公園で2013春爛漫さくらコンサートが開かれ、会場いっぱいの約80人が来場して三味線や三線(さんしん)による和の演奏に聴き入った。
同公園を管理する保内緑の里管理組合が2カ月に1度、同公園の緑の相談所1階展示ホールでコンサートを開いている。
津軽三味線アンサンブル「木田英会」と三条市のきよ里さんによる沖縄の三線と歌、新潟市の池田千華子さんによるピアノのユニット「ちかきよ」が出演した。
木田英会は“木田英次郎”の名をもつ津軽三味線奏者、芦田英司さん(68)=三条市下須頃=を会長にしたその社中といえる会。会員は三条市や燕市、新潟市、長岡市に住み、この日は7人が出演し、民謡を中心に20曲近くを演奏した。
津軽三味線のほかにも尺八、胡弓、太鼓、鈴なども使い、そして歌った。演奏は玄人はだしで、さらに和傘や扇子を手に踊り、巧みな話術で手拍子や笑顔を誘った。
「ちかきよ」は三線が生まれた沖縄の曲や童謡をしっとりと演奏。2つのグループで実に3時間にもわたる演奏をたっぷりと聴かせてくれた。