【小耳聞き耳】みんくるでツバメノートに出くわす (2013.4.23)

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三条市・一ノ木戸商店街にオープンしたまちのみんなの交流拠点「みんくる」の飲食のチャレンジショップで、4月から6月まで燕市のツバメコーヒーが営業している。リピーターを獲得し、順調にファンを増やしている。その人気をうかがい知ることができるのが、店内にある落書き帳だ。昭和の喫茶店には良く落書き帳があったことを思い出す。

右は「みんくる」用の落書き帳、左がツバメコーヒー用のツバメノートの落書き帳
右は「みんくる」用の落書き帳、左がツバメコーヒー用のツバメノートの落書き帳

店内に落書き帳は2冊ある。1冊は「みんくる」のもの。もう1冊はツバメコーヒーのものというか、スタッフの女性があとで家に持ち帰って読みたいと、「みんくる」の落書き帳とは別に用意した。落書き帳に書かれた文面やイラストがおしゃれで、客層も想像させられる。

こくのあるカフェラテをいただきながらじっくり読んでいると、何とも手触りのいいノートであることに気付いた。ノートを観察すると、表紙裏に「ツバメノート株式会社」の文字を見つけた。声を上げて驚いた。

ツバメコーヒーのオーナーは、こだわりで知られる。まさか「ツバメノート」までオリジナルで作ってしまったのかと思ったが、それは考え過ぎだった。店のカウンターの彼女は、してやったりという感じでにっこり。偶然、新潟市内の文房具店で「ツバメノート」の文字を見つけ、「これだ!」と買い求めたと言う。

さっそくネットで調べると、表紙のデザインは昭和22年(1947)から今も変わらない重厚なもの。筆記用に最高級の品質のフールス紙を使用し、蛍光染料を少なくして目が疲れず、同社のフールス紙はツバメ中性紙フールスという。

ツバメノートの表紙の裏にはツバメノートのロゴマークも
ツバメノートの表紙の裏にはツバメノートのロゴマークも

厚手の紙で透かすとフールスマークが入っているのがわかる。製本はのりではなく、懐かしい糸とじ。見れば見るほどメーカーのこだわりが伝わってくる。

さらに調べるとコクヨに次ぐ日本の代表的なノートメーカーとわかった。知っている人は多いのかもしれない。もしかしたらどこかで見かけていたのかも知れないが、「ツバメノート」であることを見過ごしたり、気にしてなかったりしたのだろうか。これから取材ノートは、積極的にツバメノートを使おうと心に誓った。ぜひとも燕市御用達のノートにと願わずにはいられない。しかしなぜノートが「ツバメ」なのだろう。気になる。

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