昨年度で閉園した燕市吉田地区の吉田八千代保育園と吉田南保育園を統合、合併後の燕市で初めての公設民営保育園として新設された「きららおひさま保育園」=東栄町=で26日午前10時から開園をお祝いする会が開かれた。
主に高齢者や障害者関連の福祉事業を行う社会福祉法人吉田福祉会(細貝好美理事長・燕市吉田法花堂)が運営する初めての保育園。敷地は燕市が吉田南小学校跡地を無償貸与している。
敷地は園舎6,052平方メートル、駐車場1,896平方メートル、建物は木造合金メッキ銅板ぶき2階建て延べ床面積2,591平方メートル。施設整備事業費は約6億2,000万円で、うち約1億8,000万円が自己資金のほかは各種の補助金を充てた。
お祝いする会には約100人が出席し、細貝理事長は式辞で、早朝保育、延長保育、日曜や保育も実施して356日間開園し、地域のさまざまな保育ニーズに応えるとした。「長年の高齢福祉事業で養われた経験を生かして万全を尽くすことができた」反面、新設の保育園で若い保育士が多く「無我夢中で保育を行っている状況」で、「職員に対しても未来ある子どもたちを育てていく仕事であるということを第一に考えて実践を通した教育が必要だと考える」と関係者の指導、べんたつを求めた。
来否祝辞で鈴木力市長は、「新たな地域の子育ての拠点施設となることが大いに期待される」、保育環境の整った同保育園で「子どもたちが健やかに成長していくことができるよう引き続き支援する」と述べた。
このあと園児は歌や手話ソング、ダンスを発表し、くす玉割りも行ってにぎやかに開園を祝った。