三条市の諸橋轍次記念館向かいの道の駅「漢学の里しただ」の竣工式が27日行われ、農家レストランのリニューアルと農産物直売所を新設し、三条市下田地域交流拠点施設としてパワーアップしてオープンした。
午前9時45分から竣工式を行い、国定勇人市長は式辞で「下田郷のゲートウェイとして、数々の地域に眠っている宝を掘り起すその道しるべとして、きょうから輝き続けることを皆さま方と念願したい」と願った。
国定市長をはじめ来賓、地元荒沢小学校と森町小学校の新1年生16人の約30人でテープカットを行い、続くオープニングイベントでは、約2,000人(主催者発表)が訪れるなか、葎谷太鼓、あらさわ保育園お遊戯、雨生の大蛇の餅まき、伝統芸能祭として五十嵐神社、遅場、新屋舞子の3つの保存会が神楽を奉納した。
同施設は、これまでのレストランなどがあった建物を改築し、農家レストラン「庭月庵 悟空(ていげつあん ごくう)」や体験コーナーをリニューアルした。隣接して新築した農産物直売所「彩遊記(さいゆうき)」の建物には、観光情報コーナーや加工所を併設した。
レストランは、下田産のソバ粉を使用した手打ちそばをはじめ、土、日曜は郷土料理を中心としたバイキングを提供。農産物直売所は、地元三条・下田産を中心とした野菜や山菜、コメ、加工品など旬の味が並ぶ。
営業時間は、レストラン「庭月庵 悟空」が午前10時から午後4時まで、直売所の「彩遊記」は午前9時から午後5時まで。冬期間などは変更になる。また、トイレと自動販売機は24時間使用できる。