燕市景観作物推進協議会が毎年行っている田んぼアートの図柄が、ことしは燕市のおいらん道中PR隊のキャラクター「きららん」と米納津隕石に決まった。
燕市景観作物推進協議会は燕市、JA越後中央、新保富永集落・西蒲原土地改良区南地区事務所で構成。田んぼアートはことしで7年目になり、農業体験を通し?て地域の活性化を図ろうと、市民の参加を募って田植えと収穫を行い、40アールの水田に稲穂の色で図柄を描いている。イネは黄稲、紫稲、赤稲、白稲、一般稲の5色(品種)を使う。
ことしは左に米納津隕石が落下しているようす、右に「きららん」をデザインした。米納津隕石は1837年(天保8)7月に今の燕市富永に落下したもので、国内では3番目に重い隕石で、2月にロシアに落下した隕石が世界を驚かせ、それに伴って注目された米納津隕石を図柄に採用した。落下地点には米納津隕石の碑が立ち、そこから田んぼアートを行う燕市吉田ふれあい広場の西側の水田までは直線で約500メートルと近い。
「きららん」は2011年に誕生した分水おいらん道中のPRのために生まれた、おいらん役のキャラクター。SNSなどで着実に人気を集めており、ことしは燕市観光協会が「きららん」の着ぐるみの製作を計画している。
5月18日午前9時から田植えを行うので、主催では市民の参加を呼びかけている。参加した人には、収穫したイネを昔ながらの天日乾燥して配布する。動きやすく、汚れてもいい服装で参加する。問い合わせは市農林部(電話:0256-97-2111、内線423)へ。