ゴールデンウイーク前半最終日の29日、三条市は穏やかな晴れ間が広がり最高気温は22.5度の行楽日和だったが、水が張られた田んぼでは早くも田植えが始まっていた。
明け方の最低気温は5.6度で、日中は20度を超える暖かさが続き、午後3時前に最高の22.5度を観測した。
家族連れなどでにぎわった三条市保内公園では、一年中花の咲く熱帯植物園のほか、遅咲きのサクラやウコンザクラ、ヤエザクラなどが満開で、訪れる人を楽しませた。
園内の遊歩道では、新緑の柔らかな色が美しい。標高125メートルと記された山頂の見晴台からの景色は、弥彦山まで広がる越後平野や三条市の市街地の田んぼに水が張られ、この時期ならではの光景が広がる。さらに、遠くに新潟市のビッグスワンや県庁などを望むことができる。三条市内でも連休に入り、田植えを行っている田んぼも増えてきている。
公園内にはアスレチック遊具もあり、弁当持参の家族連れや散策を楽しむカップルや夫婦なども訪れ、ゆっくりと過ごしていた。