燕署は5月の「自転車安全月間」を前に4月30日、県立吉田高校自転車競技部員を「つばめマナーアップサイクリスト」に任命し、下校する生徒に自転車の安全運転を呼びかけるちらしなどを配布した。
午後4時半から同校校門前で任命式を行い、部員10人のうち9人が整列し、中村栄署長から主将の3年生森山太一さん(17)に任命書を手渡した。
中村署長はあいさつで、昨年は県内で8,000件の交通事故があり、うち約13%の1,000件以上が自転車が関係した事故があり、自転車乗り5人が死亡したことを話し、同部が練習で公道も走行することから、「練習のときも安全運転に心掛けて模範となるような運転をと求めた。
吉田高校の伊藤本恵校長は、人の先頭に立って物事を行って模範を示すという意味の校訓「率先垂範」に自転車運転のときも従い、スポーツに限らず道路でもルールを守って安全な運転を呼びかけた。
部員代表で森山さんは、森山署長に向かって、自転車安全利用五則を守り、「誰からも自転車の安全利用のスペシャリストとして目標とされるよう、“つばめマナーアップサイクリスト”として自転車の安全利用の普及に努めます」と宣誓した。
このあと下校する生徒に練習着を着た部員が自転車の安全を呼びかけるちらしなどを配布。朝方に雨が降ったこともあって自転車で下校する人はほとんどなく、それ以外の生徒を見つけては配布した。
同部を「つばめマナーアップサイクリスト」に任命するのは2年目。同校はインターハイ出場の強豪校で、公道で練習するため市民の目に止まることも多く、率先して安全運転を行ってもらい、市民の自転車安全運転の意識を高めようと、昨年から「つばめマナーアップサイクリスト」に就任してもらっている。自転車安全利用五則は次の通り。