加茂市教育委員会はことしも「憲法記念日」の3日、加茂市文化会館で平成25年度成人式を行い、青空の下334人のはたちの門出を祝った。
平成4年4月2日から平成5年4月1日の間に生まれた334人が対象。式典には、その76.9%にあたる257人(男127、女130)が、振袖やスーツで出席した。
来賓の小池清彦市長はお祝いのことばとして、易経の「天行(てんこう)は健(けん)なり、君子以て自彊(じきょう)して息(や)まず」、論語の「仁以て己が任と為す」の2つの言葉をはなむけとして贈った。
この日が「憲法記念日」であることから憲法改正問題にふれ、安倍首相の登場が残念とした。経済政策は小池市長の考えと同じとして支持する一方、日本が平和憲法を放棄したらもろもろの災いが降りかかり、憲法改正は徴兵制で日本国民が召集されて海外の戦場へ送られ、命を危険にさらすことを意味していると持論を展開し、新成人の幸せを願った。
来賓の祝辞に続き、新成人代表の高橋架歩さんと小嶋詩織さんがそれぞれ「20歳の誓い」を述べた。
45分余りの式だったが、男数人の新成人が来賓の祝辞などをはじめ、同じ新成人代表がステージに立っても私語を続け、缶ビールを飲み始めたり、大声を上げたりしていた。それ以外の新成人は静かだったが、ここ数年にはない騒がしい成人式だった。閉式後は、中学校ごとにステージで記念撮影を行い、加茂市産業センターでの立食パーティーに移った。