三条別院から昭栄通り、本寺小路、そして大通りの中央商店街と三条市の中心市街地を歩行者天国にして6日開かれた今年度最初の「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」は、72店が出店して2万6,000人(主催者発表)もの人出でにぎわう幸先のいいスタートを切った。
午前10時から午後3時まで開かれ、初出店の18店を含め、今回もさまざまな店舗が緑のテントに並んだ。終了時刻近くに雨が降ることもあったが、朝は抜けるような青空の下で店開き。最高気温22.6度と汗ばむくらいの陽気になった。
ゴールデンウイークの最終日。行楽地に出掛けた家族も連休明け前は遠出せずに近場でのんびり過ごして体力を温存したいという心理もあるようで、大勢の市民が町のまんなかへ繰り出した。
全体ではこれまでにも増して出店が多かったが、出店の割合が少なめだった飲食ブースはどこも行列の人気。昭栄通りは通りは、行き交うのもままならないほど人であふれた。訪れた人は食べたいものと行列の長さを天秤にかけ、「並ぶ?」と目配せして次々と店舗を回っていた。帰省客や昼間からビールでほろ酔い気分の人もいて、それぞれの三条マルシェを体感していた。
3日から6日まで「GWみんくる子ども祭り」を開いた一ノ木戸商店街のまちのみんなの交流拠点「みんくる」=仲之町=にも人が流れ、昼過ぎには約600人が訪れ、3月のオープン時以来のにぎわいとなった。
子どもたちは「ファミコン部屋」で生まれる前の時代の家庭用ゲーム機「スーパーファミコン」の格闘ゲームやテニスゲームで競ったり、折り紙を折ったりと昔の遊びに熱中。「5分で解る!世界の国からコンニチハ」では、「みんくる」スタッフから5カ国のあいさつを勉強し、レトロな空間で時間を忘れて楽しんでいた。