3庁舎による分庁舎方式から7年余り、燕市の新庁舎が開庁して一元化された庁舎で業務を開始し、庁舎は「燕はひとつ」に (2013.5.7)

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燕市の新庁舎が7日、開庁した。2006年の燕市合併から7年余り、合併前の燕市、吉田町、分水町の旧庁舎を使った分庁方式で業務を行ってきたが、新庁舎に一元化されることでより効率化されて市民サービスも向上させる。庁舎についてはようやく鈴木力市長が旗を振る「燕はひとつ」を達成し、新たなスタートを切った。

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7日開庁した燕市役所新庁舎で開庁式のテープカット

午前8時過ぎに1階エントランスホールに職員を集めて鈴木市長があいさつ。鈴木市長は、新庁舎開庁に伴って「親切で迅速な対応」、「横の連携を密にする」、「不断の見直し改善を図り常に業務を向上させる」の3つの合い言葉を職員に求め、「これから皆さんとともに取り組んでまいりたい」、「市民の皆さんの期待に応えるべく、きょうから頑張っていきましょう」と話した。

続いて正面玄関前に出て開庁式を行い、あらためて鈴木市長があいさつしたあと、斉藤広吉市議会議長、上原洋一教育長らと7人でテープカットを行って開庁。エントランスホールに鈴木市長や職員が並んで来庁者を迎えた。

職員を前にあいさつする鈴木市長
職員を前にあいさつする鈴木市長

4月27、28日と行った新庁舎の一般公開と竣工記念イベントには、開場の何時間も前から訪れる人があったが、この日は開庁の午前8時半より早く来庁する人はなく、一番乗りを目指すような人もなく静かなスタートとなった。

来庁した人はエントランスホールにスーツを着た職員がずらりと並んでいるのに驚いたり、戸惑ったりで申し訳なさそう。なかには玄関前で引き返す人もいた。しかし午前10時ころには順調に市民が訪れてフロアマネジャーも忙しく動いていた。

市民が次々と訪れる窓口
市民が次々と訪れる窓口
執務室はまだ落ち着かない
執務室はまだ落ち着かない

来庁者は「案内係」とある赤い腕章を付けたフロアマネジャーの職員が迎え、目的の窓口や課へ案内する。5月中は職員が交代で6人体制でフロアマネジャーを担当し、市民課は6月以降も2人がフロアマネジャーを務める。

職員の登庁、退庁は機械式のタイムカードではなく、ICカードをかざす電子式になったが、使い方を間違えて行列ができることも。執務室の席についてもこれまでと勝手が違うので、落ち着かず、職員は「よその場所に来たみたい」と、なじむにはまだしばらく時間がかかりそうだ。

新庁舎の住所は「燕市吉田西太田1934番」、電話は代表番号が「0256-92-1111」、開庁は月曜から金曜の午前8時30分から午後5時15分まで、ただし、祝日と休日、12月29日から1月3日までは閉庁。


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