燕市教育委員会と燕茶道友の会(佐藤和子会長)は、12日午前10時から午後4時まで県指定天然記念物「八王寺の白藤」を保存する燕市八王寺、安了寺で第37回白藤茶会を開くので、市民の参加を呼びかけている。
「八王寺の白藤」の開花期にあわせて毎年開いている。席主は燕茶道友の会会員10人の茶道の先生が順に務めており、ことしは裏千家の石丸宗玲さんが席主を務める。
「八王寺の白藤」は昨年2月、大雪でフジ棚がつぶれて大きな被害が出た。白フジも生存が心配されるほどだったが、フジ棚の修理や樹木医による治療のかいがあり、ことしは十分に花見が楽しめるくらいの花房がついている。
ただ、花は茶会の1週間後くらいがピークになりそうで、茶会には咲き始めが精一杯となりそうだ。茶席券は500円。当日の参加が多いが、できれば事前に茶席券の購入を呼びかけている。茶席券は燕市中央公民館と吉田公民館、分水公民館で購入できる。問い合わせは燕市中央公民館(電話:0256-63-7001)へ。
また、この白フジを保存、管理する八王寺大白藤保勝会は、ことしも開花状況を写真付きでホームページに掲載しており、茶会の参加に限らず、見物に出掛ける人には参考になる。