三条市では、まんなかエリアにある百を超す小路の魅力を発掘、発信するまちあるきやワークショップの活動を行うので、メンバーを募集している。
活動は6月下旬から7月初旬ころにスタート。年内に数回、週末の休日などの日中にまちあるきやワークショップを行って小路の魅力を掘り起こし、発信するための活動を検討、実施する。年度内にはちょっとしたイベントを行ってプログラムをつくり、来年度、プラグラムを実施する。メンバーの対象は中学生以上で、市外でも構わない。
市は平成22年度に小路の情報にネットでアクセスできるQRコード(二次元バーコード)が付いた「まちあるき小路標柱」37基を設置。24年度にも41基を追加設置し合計78基となった。24年度は三条の小路百本を選んでその由来について書いた『越後三条小路百選〜小路のガイドブック〜』も出版し、小路の視点で三条をまちあるきし、市民が地元の歴史や文化にふれる機会を提供している。
国定勇人市長は14日の定例記者会見で、この活動には「スマートウェルネス的な発想も入っている」とした。市内で高齢化率37.5%と最も高齢化が進んでいる三条小学校区をモデル地域にしていかなければらならないが、三条小学校区の大きな魅力のひとつが小路。しかし、小路を取り上げて高齢者をいきなり外へ引っ張り出すのには無理があり、奥が深くて活用の仕方によっては楽しみごとが大きい小路で、よそ者、若者、バカ者のパワーを活用して「まずはまじめにふざける取り組みをやっていく必要がある」とした。
次から次へと小路に関する取り組みを行うことで、小路に目を向かさせることができる。手段としては遠回りだが、「マルシェみたいなものの小路版をやっていくっていう風に思っていただければ」と述べて、参加を呼びかけた。応募は6月24日までに三条市経済部地域経営課地域振興係(電話:0256-34-5511、内線336)へ。