14日始まった三条まつりで十万石の格式を誇る大名行列が15日午後、春季例大祭の三条市・八幡宮を出発した。
抜けるような青空が広がって午後1時までの三条の最高気温は26.6度と夏を思わせる陽気。十万石の格式の大名行列は約500人で編成し、午後0時45分に八幡宮前を出発。行列の花形、道祖神の天狗は1時ちょうどに二本歯の高げたをはいて立ち上がり、力を込めて鉾(ほこ)を地面に打ち付け、大きく足を振り上げてはおろし、邪鬼を踏みしめながら進んだ。
行列を編成するかみしもなど着物を着た人たちは「暑すぎる〜」と始まる前からため息をつく人もいたが、雨の心配がないのは何より。沿道の子どもたちは天狗が近づくと「かっこいい〜!」と喜んでいた。
このあと大名行列は大通りを進んで4時ころに田島の諏訪神社に到着。取って返して5時から八幡宮境内で舞込みを行う。