三条市立第三中学校(駒沢隆司校長・生徒358人)は18日、第19回チャレンジウォークを行い、ことしも全校生徒と小中一貫教育の一環の小学生など500人近くが参加して、五十嵐川上流の大谷ダムから同校までの約32キロを歩いた。
長距離を歩き通して心身を鍛錬し、協力して取り組む態度を養おうと、原則として全員参加で毎年、行っている。2010年からは小中一貫教育の一環で、同学区の三条小、裏館小、上林小の3小学校の児童にも参加を募っている。今回は、5、6年生を中心に60人近い小学生も保護者とともに参加した。
コースは、大谷ダムを出発して主に五十嵐川を右に見ながら国道289号を下り、清流大橋を渡って三条地区に入ると今度は五十嵐川を左に見ながら堤防道路を進んで第三中に向かった。
青空が広がり、23.7度まで気温が上がったこの日、午前8時45分に1年生、それから10分遅れて2、3年生がスタート。走り続ける生徒もれいば、黙々と足を進めたり、友だちとおしゃべりしながら歩いたりする生徒も。暑さと日焼けで顔を火照らせ、それぞれのペースでゴールを目指した。
ゴールでは、ゴールテープを張って運営ボランティアの保護者や先にゴールした生徒たちが拍手で迎えており、それまでやっと歩いて来た生徒も、校門前では最後の力を振り絞って走りだし、ゴールテープを切った。
初参加の1年生は「暑かった〜」、「足の裏が痛い」、「思っていた以上にきつかった」と言いながらも、完歩した満足の笑顔。トップは、2年生男子で午前11時7分のゴールでスタートから2時間12分、2番目は2年生女子で2時間24分だった。
車いすで32キロに挑戦した3年生小林良樹君もゴールテープを切り、「すごい気持ちよかったです」と話した。小林君は、1年と2年にも区間限定で参加したが、中学校生活最後のことしはゴールを目指したいと参加し、目標の32キロを初めて自らの手で走破した。坂道がきつく、マメができた手も痛かったが頑張ったと顔を輝かせていた。