地域の再発見などにつながればとJAにいがた南蒲は18日、「なんかんたんけん隊バスツアー」を行い、参加した39人は田上町の農家でのイチゴ収穫体験などを楽しんだ。
JAにいがた南蒲では、管内で消費者向けに新聞折り込みの広報紙「新鮮工房」を発行している。そのなかで地域で採れる農産物やグルメや名所を職員でつくる「なんかんたんけん隊」がめぐり、地元を再発見する企画を行う一方、昨年からその一般消費者版のバスツアーを始めた。
今回の田上町方面をめぐるバスツアーは、一般向けの第2弾。ちらしで参加者を募集し、友人同士など39人が参加した。観光バスで田上町へ移動し、須佐農園でイチゴ収穫体験、東龍寺で座禅体験、湯田上温泉ホテル小柳で豆腐作り体験付きの昼食と温泉、(有)ライス・イア・コープでの田植え見学、豪農の館「椿寿荘」見学など盛りだくさんの内容で行った。
イチゴの収穫体験では、須佐農園の須佐徳人さんが収穫の方法を説明しながら新潟のイチゴ「越後姫」を摘み取り、パックに入れて土産に。田植え見学では、ライス・イア・コープの渡辺隆幸さんが田植え機による田植え作業を見せたり、耕運機やトラクターなど農業機械を展示して説明。1台1,000万円近い機械もあるといった説明に参加者は「え〜、すごいね」と驚いていた。
食卓でも身近なコメやイチゴの生産現場で、直接生産者から話を聞いたり、自分で収穫する喜びを感じたりと、地域の魅力をたっぷりと楽しんだ。