燕三条デザイン研究会(玉川基行会長)は6月25日午後6時半から燕三条地場産業振興センターリサーチコアで燕三条デザイン研究会×北川フラム講演会「繋がる世界の地域〜越後妻有・水土・瀬戸内の経験から〜」を開くので、会員外にも広く参加を呼びかけている。
講師の北川さんは、今の上越市出身で、株式会社アートフロントギャラリー代表取締役会長。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」、「瀬戸内国際芸術祭」で総合ディレクターを務めており、その現状と展望について聴く。8時半まで、参加料は1,000円。
ディレクションにおいて必要な「人の関わりと結びつき」のありかた、ローカルとグローバルの接点の結び方など、燕三条地域で行われているイベントの、現在の立ち位置を確認する機会になればと、同会のまちあるきグループが企画した。
同会の例会として開くが、企業におけるディレクションについての参考になり、また燕三条地域で北川さんの講演は初めてなことから、会員以外にも参加を呼びかけることにした。参加したい人は、6月18日までにFAX(0256-32-5701)か電子メール(k-nakayama@tsjiba.or.jp)でタイトルは「講演会参加希望」として名前、住所、電話番号、電子メールを記入して燕三条地場産業振興センターへ申し込む。北川さんのプロフィールは次の通り。
北川フラムさんのプロフィール
1946年新潟県高田市(現上越市)生まれ、東京藝術大学美術学部卒業
1978年「ガウディ展」を全国11ヶ所で巡回,80年に「子どものための版画展」を小・中学校を中心に全国で巡回。88年には「アパルトヘイト否!国際美術展」を全国194ヶ所で巡回、草の根的なプロデュースを展開し、それまであまり知られていなかったガウディと、アパルトヘイトに反対する芸術家の動きを日本に紹介。「ファーレ立川アート計画」で、94年度日本都市計画学会計画設計賞受賞。活動の拠点である代官山ヒルサイドテラスはその都市文化への発信に対する貢献で98年度メセナ大賞。氏が総合ディレクターを務め2000年にスタートした「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレは、それまで都市のものだった現代アートを山間地に解放。人、環境との関わりにおいて現代アートのあり方にも影響を与える試みは、世界から注目を集めた。2001年度ふるさとイベント大賞グランプリ(総務大臣表彰)受賞。2007年から新潟市美術館館長を務め、2009年水と土の芸術祭ディレクターを兼務。水との壮絶な格闘の歴史と文化、海と川の往来こそが新潟をつくりあげたと特長づけた。2010年瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターとして「海の復権」を掲げ、現在同芸術祭2013が開催中。
2003年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受勲、2006年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)受賞、2007年度国際交流奨励賞・文化芸術交流賞受賞、2012年12月オーストラリア名誉勲章・オフィサー(AO)受賞。